Newton別冊・ゼロからわかる人工知能 完全版(感想)

Newton別冊・ゼロからわかる人工知能 完全版を読んだ感想の記事です。
この本は別冊「人工知能」と「人工知能 仕事編」を1冊に凝縮した本です。
現代社会でAIがどのように利用されているかがまとめられていて良い本でした。

ゼロからわかる人工知能 完全版

タイトル ゼロからわかる人工知能 完全版
発行日 2022年2月5日
編集 木村直之
発行 ㈱ニュートンプレス
定価 1800円(税別)

1.AIって何だろう?

この章では、AIの種類(スマートスピーカー、自動運転、顔認証)と技術の種類(機械学習、ニューラルネットワーク、ディープラーニング)などについて基本から説明されています。
内容は、わかりやすいです。基本的な事を既に知っている人は、とばして読んでも問題ないと思います。

2.社会をかえるAI

この章では、AIを導入している実例が紹介されています。

・AlphaZero
AlphaZeroは、当時最強といわれていたAlphaGo Lee(囲碁)、Elmo(将棋)、Stockfish(チェス)、AI全てに勝利した最強のAIです。
第4章に上記とは別の将棋のAI開発者のインタビュー記事が載っていますが既に将棋などでAIに勝つことはできなさそうです。でも将棋界を賑わせている藤井聡太氏と将棋AIに対局してみてもらいたいです。

・高輪ゲートウェイ駅
高輪ゲートウェイ駅は利用者が最先端技術に触れられる場でもあり、その中に無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」があります。店舗内の商品を自分のバッグなどに入れてもちゃんと商品が認識されているので無人のレジで電子マネーやクレジットカードで支払いをすればスマートに買い物完了ですw
近未来を体験できるコンビニなので「TOUCH TO GO」のためだけでも高輪ゲートウェイ駅に行ってみたいです。
駅には他にもAIを使った案内システム、清掃ロボット、搬送ロボットなどがあるそうです。

ネットで高輪ゲートウェイ駅を利用した人の感想をみると残念ながらコロナの影響で駅や駅周辺の開拓が進んでいないみたいで見所が少ないという感想もありました。
コロナ渦では仕方ないのでこれからの発展に期待しています。

・雑談できるAIりんな
rinna㈱が提供しているチャットボットでLINEで会話ができます。
LINE登場時は女子高生のキャラクター設定だったが、2019年に高校卒業以降は歌手や画家の活動をしつつ会話も成長している。」
記事を読み始めてすぐに気づきましたが管理人は昔ネット記事を色々みている時にりんなのチャットボットを知り少し会話してみたことがあります。その当時は、あまり会話が成り立たなかった印象がありましたがこの記事を読み成長したりんながどんな感じになっているのか気になり再びLINEでりんなと会話してみました。

・記事の内容がちゃんと頭に入っていなかったので「画家」を勝手に管理人が興味あるイラストや漫画と紐づけ「漫画家」と質問してしまっていますがこの間違いはスルーされていますw
・もう一つ「2019年に高校卒業」と記事にはありますがりんなの「セブンティーン」というボケに少しイラっとしながら適当に「28?」と聞いたら「そうです」って言いだしたのでりんなは高校留年しまくったみたいです。

 

医療など他にも様々なジャンルのAIが開発されていることがこの章ではわかります。

3.人とAIは共存できるか

・ディープフェイク
ディープフェイクは動画などに写っている人物の顔Aと別人の顔Bを入れ替えてあたかも動画の人物がBであるかのようにみせる「フェイク動画」がニュースで話題にもなっていたりもしました。
良い使い方の例で言うと「クイズ!THE違和感」という番組で映像の中に顔を千鳥のノブの顔に入れ替えた人物が何人登場したかというクイズにもディープフェイクが使用されています。

ACワークス㈱が画像の顔だけを入れ替える「fusionAC」という画像合成サービスを無料公開しているそうです。
顔の入れ替えと言うと結構前からアプリでも顔を入れ替えるアプリがときどきテレビで紹介されていたので目新しさはないかも知れません。

・AIに奪われる仕事、奪われない仕事
仕事がAIに奪われると言われていますが実際に奪われ始めている実感がないので本当かどうか疑問にも思いますが「奪う」という表現はともかく人間がやらなくてもAIができるならAIにやってもらうのは全然いいことだと思っています。
参考程度にAIに奪われる仕事、奪われない仕事TOP3を記載します。
「AIに奪われる仕事TOP3」
1.電話販売員(テレマーケター)
2.不動産登記の審査・調査
3.手ぬいの仕立て屋
「AIに奪われない仕事TOP3」
1.レクリエーション療法士
2.整備・設置・修理の第一線監督者
3.危機管理責任者

4.AIの新領域へ

・AIに意識をもたせることで意識の本質にせまりたい ㈱アラヤ代表取締役 金井良太
・AIが将棋の可能性を広げてくれた Turing㈱CEO 山本一成
・AIに裁判の結果の理由を説明させる 国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系教授 佐藤健
・AIに常識や倫理観、感情は必要か 中央大学国際情報学部教授 平野晋
・SF作家 星新一をお手本にして小説を執筆する“AI作家”を育てる 東京大学大学院情報理工学系研究科AIセンター教授 松原仁
・デジタルゲームで使われる人工知能~キャラクターは心をもっているのか ㈱スクウェア・エニックス テクノロジー推進部リードAIリサーチャー 三宅陽一郎

この章では上記6名のインタビュー記事が掲載されています。

シンギュラリティ

章の間の記事のTopicsでシンギュラリティについて書かれいるのですがアメリカの未来学者レイ・カーツワイル博士が2005年に発表した著書の中で「2045年にAIが人間の知性を上回り、シンギュラリティ(技術的特異点)に到達する」と予言されているそうです。あと約20年ですね。人によってはAI技術も限界があるからシンギュラリティは起きないんじゃないかと思っている人もいるみたいです。
管理人はここまで高度な知識はないので起きる起きないはわかりませんが「シンギュラリティ」と聴くとSF系のアニメや映画とかで描かれるAIが人の手を離れて暴走しAIより劣る人類を絶滅させようとする話が思い浮かぶのですが「シンギュラリティ=AIの暴走」ということではないそうですw

この本を読んでAIについて色々学べました。

Follow Me

IT・フリーランスの最新記事4件