アンデシュ・ハンセン著書まとめ(一流の頭脳・スマホ脳・最強脳)

こんにちは。この記事では「スマホ脳」で日本でも有名になったスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏の著書「一流の頭脳」と「最強脳」について紹介します。
結論を言うと脳を鍛えて脳のパフォーマンスを最高にする方法は「運動」である!!!と2冊とも言っています。「運動をするとなぜ脳の働きが良くなるのか?」「どんな条件で運動すればいいか?」など実験データをもとに書かれていて読み終わる前から「運動しなきゃ、運動しなきゃ」と運動への意識が上がり、ちゃんと運動するようになりましたw

「スマホ脳」は、別の記事で感想をまとめているので下記にリンクを貼っておきます。
脳・健康に関する本(まとめ)

一流の頭脳

目次・感想:一流の頭脳

  • 第1章 自分を変える「ブレイン・シフト」
    「あなた」に関する、知られざるとっておきの秘密
  • 第2章 脳から「ストレス」を取り払う
    あらゆるパフォーマンスの基礎値を高める算段
  • 第3章 カロリンスカ式「集中力」戦略
    圧倒的な成果を手にする「没頭する技術」
  • 第4章 「やる気」の最新科学
    目標まで迷うことなく一気に突き進む
  • 第5章 「記憶力」を極限まで高める
    試験、ビジネス、運動・・・他者と顕著に差が出るのはここ!
  • 第6章 頭のなかから「アイデア」を取り出す
    最新リサーチが実証した「ひらめきの生み方」
  • 第7章 「学力」を伸ばす
    才能を一気に開花させる最良の方法
  • 第8章 「健康」な頭脳
    認知症、高血圧、高血糖・・・あらゆる病と無縁な「長生き」の秘訣
  • 第9章 超・一流の頭脳
    あなたを劇的に変える「脳の機密情報」
  • 第10章 「一流の頭脳」マニュアル

内容まとめ
・運動と記憶の種類
暗記や記憶力に有効なのはランニングなどの有酸素運動
連想記憶は筋力トレーニングが有効
※連想記憶とは、人の顔と名前を一致させるときの記憶

・運動時間は20分~30分で心拍数が上がる程度の負荷の運動が有効。毎日でなくても週2、3回程度でもよい。ウォーキングよりは運動負荷が高いランニングの方がいい。
・集中力回復にかかる時間は「最短5分」
5分でも体を活発に動かせば集中力が改善されたデータもある(子供)
・運動を習慣的に行うことでストレス物質「コルチゾール」の分泌に変化が起きる!
運動を習慣的に行うと運動時に分泌されるコルチゾールの量が増えにくくなり、運動後には運動を始める前の値よりも下がる量が増えていく。
この仕組みがあることで運動以外のことでストレスを感じた時にもコルチゾールの分泌量が増えにくくなりストレスを感じにくくなる。
・不安や緊張でドキドキしている物が恐怖から来るものではなく、プラスの変化をもたらすものであると脳が学習するので「心拍数」が上がる運動が有効である。
・暗記力を最大限に上げる場合は運動と暗記を同時に行うのがいい。
※ただし同時に行う場合へとへとになったり疲労を覚える程の運動をしながらだと、筋肉が多くの血液を必要とし脳に流れる血流が減り記憶する力が損なわれてしまうので注意
・脳を鍛えるのが目的であれば「ウルトラマラソン」など体の負担が大きすぎる運動は逆効果になる。
・座って作業するよりも立って作業をすると脳が効率よく働く。
・25歳をピークに脳の大きさは加齢と共に小さくなり、脳細胞も作られるよりも早いスピードで死滅していく。記憶中枢と言われる「海馬」も年々、小さくなっていく。・・・だが「心拍数の上がる持久力系の運動(週に3回、40分、早足で歩いただけでも)」で脳細胞も増やし、脳、海馬を大きくすることもできるんです!
と、アンデシュ先生がおっしゃっています。
いくつになっても本人次第で脳を成長させられるのです!

●“第5章抜粋:脳細胞が減らない「食事」
運動、性行為、栄養不足にならない程度の低カロリーの食事、プレーンチョコレートなどに含まれる「フラボノイド」はすべて、脳細胞の新生を促す効果がある。

新生細胞が減る「食事」
ストレスや睡眠不足、過度の飲酒、高脂肪の食事、とくにバターやチーズに含まれる飽和脂肪酸の取り過ぎによって減少する。”

食事は、メインテーマではないので細かくは書かれていませんがここで注目したのは「フラボノイド」です。
フラボノイドの詳細は下記サイトに掲載されています。脳細胞を増やす以外にも色々な効果があるそうです。
健康長寿ネット「フラボノイドの種類と効果と摂取量」

本の内容は「サプリや薬に頼らず運動をしよう!」という内容にも関わらずフラボノイドは、さっそくAmazonでDHCサプリをポチっとしましたw

アンデシュ先生すみませんw
運動も頑張ります!
●“第6章抜粋:アイデアの科学
アップル共同創業者スティーブ・ジョブズは、座りながら会議をするより歩きながらの方がいい成果がでると思い、しばしば歩きながら会議を行っていた。このやり方にフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグやツイッター創業者ジャック・ドーシーらシリコンバレーの多くのビジネスエリート達が共感し、この「ウォーキング・ミーティング」を取り入れている。”
オンラインミーティングが浸透してきましたがパソコンを持ち歩きながらオンラインミーティングに参加する時代が来るかも知れませんねw
カメラをオフにしてもかまわないならなおさらその辺、歩きながら参加していてもバレない訳ですから。
●管理人は「踏み台昇降」と「フィットネスバイク」で家トレすることにしました。
踏み台昇降運動の為のステップ台は、コロナの自粛生活中にAmazonで買っていたのでこれで暗記と運動を同時にするニノキンスタイル(二宮金次郎)にも対応できると思いますw
フィットネスバイクは、もう何年前に購入したかもわからないものですが確か5,000円程度とかのかなり安い物なのでお尻が結構痛いですw

書籍情報:一流の頭脳

タイトル 一流の頭脳
発行日 2018年3月5日
著者 アンデシュ・ハンセン
発行 ㈱サンマーク出版
定価 1600円(税別)

最強脳

目次・感想:最強脳

  • 第1章 もっと幸せな自分になる
  • 第2章 イヤな自分とさよならする
  • 第3章 サバンナ脳を取り戻す
  • 第4章 集中力を上げる
  • 第5章 落ち着きがないのには意味がある
  • 第6章 発想力豊かになる
  • 第7章 脳の仕組みを知る
  • 第8章 ゲームが上手くなる
  • 第9章 スマホについて考えてみる
  • 第10章 記憶力を良くする
  • 第11章 もっと運動の話

記事の冒頭でもお伝えしたように「運動して脳を鍛えよう」というのがテーマなので本の冒頭でも「結論は、運動をしよう、そうすれば脳は確実に強くなる」とアンデシュ先生がおっしゃっています。
凄くざっくり言うと根拠とする実験などの話で「一流の頭脳」と内容が被ることもあります。
「一流の頭脳」を大人向けとするならば「最強脳」は子供にピントを合わせていて親子で読めるように執筆したそうです。なので「最強脳」の方がやさしくまとめられている印象もありました。

この本でも大昔の人間は狩猟採集民族であり、生きるために狩りなどをしてとにかく体を動かしていたというような話がでてきます。人々を取り巻く環境が大きく変化していく中で環境の変化に人間の脳は追いついていないので運動量が減ることで様々なデメリットがあることも本を読んでいるとわかってくると思います。
運動する気が湧き上がってくると思います!

狩猟採集民族とかサバンナ脳とか昔の原始的な生活の話が出るたびに個人的にタレントの武井壮さんの存在が頭の中でちらつきました。あ~、あの人は元陸上選手の体育会系で野生の動物と戦って勝つためのシミュレーションとかしているからエネルギッシュで健康的なオーラが出まくりなんだな~とw
もちろんテレビ以外のプライベートは、どうか知らないですけど。

書籍情報:最強脳

タイトル 最強脳『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業
発行日 2021年11月20日
著者 アンデシュ・ハンセン
発行 ㈱新潮社
定価 900円(税別)
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