頭のいい人のエピソード紹介時に筆者自身が「〇〇な日本人には抵抗があるかもしれませんが・・・」などと前置きしたりする通り読んでいて管理人も「それは海外だから上手くいってんじゃないの?」と思う話が多々あり「遺伝子レベルで刻み込まれた陰湿さが売りの日本じゃ通用しないでしょ」と読んでいてやさぐれてしまうこともありました笑
本の内容としては勉強方や効率のいい仕事のやり方について調べたり、こういった本を普段読んだりしている人にとってはあまり新しい発見はないと思いますが、読みやすさはあり、さくさく読み進めていけるのでつまらない本ではないと思います。
内容抜粋
「抱え込んでしまってはいい結果は残せない」
ジェネラリスト、ゼネラリスト(Generalist)
- 広範囲にわたる知識を持つ人のこと。大手企業においては総合職を指すことが多い。また、各種のプロデューサーはジェネラリストの素養が必要である(一つの企画に対して、芸術性・商業性など多方向からの視点を持ち合わせ、責任を有して可否を決定する必要があるため)。実務の末端においてはいわゆる「なんでも屋」としての役割を担う事が多く、例えば映画の助監督は、映画の撮影現場において様々な雑務を行なう。-Wikipedia
本の中で“何でも一人でやろうとする「ゼネラリスト傾向」の強い日本人”とありましたがこれは昭和体質の古臭い日本的企業の傾向として働けば働くほどその人に仕事が集中していく仕組みのせいで一人でやるしかなくなっているだけではないかと思いました🤪
しょっぱなからやさぐれ感出ちゃってますね。できる限り気を付けます😌
「まずは相手にとことんしゃべらせよう」
ラポールの形成
❝最初はとにかく相手にしゃべらせて聞き役に徹する。人は誰でも自分の話をちゃんと聞いてくれると嬉しくなるものです。すると相手は気分が良くなってきて聞いてくれる人を信頼しやすくなります。
このようにして信頼を得る方法を「ラポールの形成」といいます。❞
「意味があると思うことが
無意味である場合も多い」
これはやること、やらないことをはっきりさせようという話の一部です。
❝勉強するときにモチベーションが上がるからといって勉強仲間を増やすのに精を出す人もいるようです。でも800点以上を取るという目標からいえば、無駄が多い行動ともいえます。目標はあくまでもスコアアップであり勉強仲間を増やすことではないからです。仲間が増えたところで勉強をしないと当たり前ですが点数は上がりません。❞
一人で黙々とプログラミング学習とかしている中でモチベーション下がる時はありますからね
「実力が同じだったら外見が良いほうが勝ち」
❝後背(ハロー)効果は外見や経歴が性格などの内面的な要素と直接の関係があるわけではないのにその人の評価に意外なほど影響を与えてしまうという心理効果です。
アメリカの心理学者のレオナルド・ビックマンの「身なりの違いがどのような反応の違いを生むか」という実験で電話ボックス内のよく見える位置に、10セントコインを置いておきます。そして誰かがボックスに入ってしばらくした後に、「10セントコインが置いてなかったか?」と尋ねるのです。
これに対して、ちゃんとした受け答えをしてコインを渡してくれた人の割合は、こちらの服装がきちんとしたものであった場合は8割弱。これに対して汚らしい身なりであった場合は3割強と、大きな差が見られたのです。つまり外見がだらしないと思われると、ナメた態度をとられやすくなるのです。❞
「覚えたらすぐ寝たほうが記憶の定着が高まる」
とりあえず・・・寝よ。
書籍情報
タイトル | 世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた |
発売日 | 2021年9月1日 |
著者 | 中野信子 |
発行 | ㈱アスコム |
定価 | 1,320円 |